耐震性能
2016 年の熊本地震では、最大震度7の大地震が 2 度起こり、震度5強超の地震が繰り返し 起きたことで多くの家屋が被害を受けました。古い家はもとより、2000 年改定の新基準で 建築した家屋の倒壊も相次ぎ、なかには耐震等級 2 の家もあったといいます。
Mstyle house のつくる家は耐震等級3が基本仕様。全棟許容応力度計算を実施しています。 繰り返し起きる地震に接しても、安心して住み続けられる住まいを提供します。
「耐震等級3」って?
耐震等級は、品確法の住宅性能表示制度に基づくもの。住宅の耐震性能を消費者にもわかるように表示する ため、3 段階に分けられます。
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耐震等級1数百年に一度程度の地震で倒壊しない/数十年に一度程度の地震で損傷しない
→ 建築確認申請に必要な耐震性能 -
耐震等級2耐震等級1の1.25倍の強度
→ 長期優良住宅の認定に必要な耐震性能(2023 年 10 月より等級3必須) -
耐震等級3耐震等級1の 1.5 倍の強度
近年「数百年に一度」と言われる地震は度々発生していて、強い地震が繰り返し起きることも珍しくありま せん。そう考えると、そのとき耐えしのげるだけではなくて、その後も安心して暮らせる強度は必須といえ ます。Mstyle house の家は、全棟「耐震等級3」。当たり前の性能として、備えています。
一棟ごとの「許容応力度計算」による構造計算にこだわる理由
耐震性能の確認には、「壁量計算」と「構造計算」のふたつの計算方法があります。壁量計算は壁の量やバラ ンスで判断するもの、構造計算は地震時に構造部材にかかる力を計算(許容応力度計算)するもの。 どちらも現行法で認められた計算方法ではありますが、精度にはかなり差があるのも事実です。
実際、構造計算は複雑で難解。確実な性能を導き出せる半面、手間とコストがかかります。難しい・面倒、と避けられがちな構造計算ですが、地盤や太陽光パネル搭載の有無、積雪荷重など家ごとに異なる条件を加味して正しく検証しなければ、安心・安全の確保はできません。
Mstyle house では一棟一棟許容応力度計算による構造計算を実施。さらに、阪神淡路大震災・東日本大震災・ 熊本地震の揺れをそれぞれでシミュレーターで確認し、地震に不安のない、確実な性能を備える住まいを提供 しています。
構造計算って? 1分半でわかる、構造計算↓↓
耐震性も、柔軟性も。自由で柔軟なプランニングを叶えるSE構法
一般に、耐震性を高めるほど失われる間取りの自由度。必要な柱や壁が増え、間仕切りの多い住まいになりがちです。
そこで Mstyle house では、商業施設や教育施設などの大型建 築でも採用される「SE 構法」を採用。品質の安定した構造用 集成材を専用金物で剛接合するラーメン構造で、最大スパン は9m。耐震等級3を保持しつつ、より強く・柔軟な理想の 住まいを実現します。